混絶される吾が身

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いったいあなたのような人から愛された私は、何と仕合せであろうかと、何度も何度も感じるのだけれども、たくさんのたくさんの、邪(よこし)まで傲慢な私が、そうじゃないそうじゃないと、愛で充たされた幸福な私に悪辣な嘘を吹き込むのです。
その誘惑に負けてしまう自堕落な私の言い訳を聞いて御覧。
ただただ微笑んで甘えてくれる、あなたの優しさと穏やかさが消え去った辛さよ!
次から次へ差し延べられる、あなたの豊饒な情愛が無くなった虚しさよ!
自業自得の罪障は根深く、隙間だらけの日常から零れ落ちる眞実は見事、蔑(ないがし)ろにされたまま。
同じ間違いを繰り返す自身の愚劣さを呪いながら、あっけらかんと暮らす私と私の相克とは、あなたの柔肌を抱き締める快樂を祝って、貪(むさぼ)るように祷(いの)り続けた、あなたとあなたの融合に他ならないというのに。
未練も未熟も無智も無能も抱え込んだまま、どうか私よ!私と私を混絶してくれたまえ。
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by hitohiso | 2013-01-02 21:50